○パソコンの電源がつかない
 ・デスクトップ・ノートパソコン共通
 静電気が帯電している可能性あり。電源を切って、コンセントを抜いて、長時間放置したりアースしてみる。
最近追加したUSB機器などがあれば外してみる。できるだけ外してみる
・ACアダプタ・電源ケーブルが故障している場合もあるため、ケーブルを伸ばしたり、高い位置にしたり、角度を変えるなどしてみる。
・パソコンの故障原因のほとんどはホコリのため、掃除する
・デスクトップパソコンの場合
 電源ユニットの寿命の可能性あり。パワーダウンしただけなら、外付HDDなど電力を使うものを抜いて試してみる
 マザーボードのボタン電池が切れている可能性あり。電池交換。
電源ユニットは少しずつ性能が落ちていきます。出力が足りなくなってファンしか回らなくなったりするのも劣化による現象です。
電源ユニットには80PLUSという認証がありますが、これは変換効率80%以上のものです。入力が500Wでも出力が400Wです。入力300Wなら出力240Wです。パソコンは作業内容によりますが普通のデスクトップの事務作業なら100くらいだと思いますが、経年劣化によって必要なW数を下回る時に電源原因でパソコンが起動しない現象が起きます。
・ノートパソコンの場合
 バッテリーが寿命の可能性あり。バッテリーを抜いて電源ONできるタイプなら抜く。
結露が溜まりやすい環境であれば、中に水が溜まって水没していることもあります。
○プリンタでプレビュー画面の起動が遅い
 ・不要な共有プリンタを参照している可能性あり。削除で対応
○インターネットが繋がらない
 ・無線LANルーター、NTTのGPONなどの電源を一度切って、5秒以上間を空けてから付け直す
・NTT基地局側が原因の場合もあるので113に電話してみる
・LANハブ(分配機)だけが壊れている場合もある
・LANハブを使用している場合、ケーブルの刺し間違えでハブから出ているケーブルを同じハブに刺してループしている場合がある
・LAN内で複数台のルーターDHCP機能が有効になっている
  cmd ipconfigでデフォルトゲートウェイ(ルーターIPアドレス)を確認
  例 無線LANルーター設定をブリッジ接続(アクセスポイント)に変更せずにLANケーブルを刺した場合に起こる
  対応 ブリッジ接続に変更するか、原因となるルーターをLANから外す
〇NASに繋がらない
 ・SMB1.0で接続していた場合は有効にする(Windows Updateで無効になることがある。☆そもそもSMB1.0で接続すべきではない)
 ・ネットワーク探索を有効にする
 ・regeditで HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LanmanWorkstation\Parameters の AllowInsecureGuestAuth を 1 にする
 AllowInsecureGuestAuth が無い場合、右のペイン上で「右クリック」→「新規」→「DWORD(32ビット)値」
   新しい値***のようなものが追加されるので、「AllowInsecureGuestAuth」へ変更し、AllowInsecureGuestAuth をダブルクリック→「1」
・Windows Updateによるセキュリティ強化が原因で、ゲストアカウントが無効になっている可能性があり、
  NAS側で新たにアカウントを作り、それを使ってNASに接続する必要がある
  ※ゲストアカウントを再度有効にするためのローカルセキュリティポリシー画面は開けなくなっているかもしれない
 有効にする方法
   Win Pro の場合 ローカルセキュリティポリシー(gpedit.msc)
    コンピュータの構成 → 管理用テンプレート → ネットワーク → Lanman ワークステーション
    安全でないゲストログオンを有効にする を「有効(はい)」に変更 ※初期状態は「未構成」
  Win Home の場合
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LanmanWorkstation\Parameters
    AllowInsecureGuestAuthを1にしてPC再起動(無い場合は新規作成 DWORD 32ビット値)
  0x80004005 の場合
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LanmanWorkstation\Parameters
    RequireSecuritySignatureが無いはずなので、0(DWORD 32ビット値)で追加(再起動しなくても接続できるようになるかも)
〇Azureファイル共有に繋がらない
 ・ポート445をルーターがブロック・フィルタリングしていないか確認する
 ・ポート445が通る場合、以下の可能性が高い↓(=PowerShellのアカウント設定は成功したのに共有フォルダを開けない場合)
  regeditで HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa > LmCompatibilityLevel が0,1,2の場合は3にする
  ※NTLM(NT Lan Manager)
  ※以下でも設定可能
  「スタート」→「コントロール パネル」→「管理ツール」→「ローカル セキュリティ ポリシー」→「ローカル ポリシー」
  →「セキュリティ オプション」→「ネットワーク セキュリティ: LAN Manager 認証レベル」
  → 3:NTLMv2 応答のみ送信する
〇サービスが起動しない
  手動起動になっている可能性あり
  自動にしても起動しない場合はPC性能が不足していることが原因のため、「自動(遅延開始)」に変更する(起動時のCPUやDiskへの高負荷状態が終わった後に起動)
〇Excel・Wordで保存したファイルがない
  OneDriveに保存された可能性あり
  OneDriveへの意図しない保存を減らすためには、Excelなどの画面左上 保存アイコンの既定をデスクトップ等に変更する
〇OneDriveのファイルが消えた
  OneDriveは複数台で同時アカウントで使用していたり、ネットワークが不安定な場合、ファイルが消えることがあり、運が良ければゴミ箱に入っている。ゴミ箱にも無い場合はWeb上のOneDriveを確認。それらにも無い場合は復元不可能
〇robocopyなどのDOSコマンドでマイドキュメントを同期バックアップしようとすると「My Music」のショートカットへのアクセス権がないエラーが出て進まない
  →マイドキュメントの「隠しファイル」を表示し、フォルダーオプションで「保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない」のチェックを外す
  →「MyMusic」「MyPictures」「MyVideos」へのショートカットが表示できるようになるので、これら削除し、上記 隠しファイル表示を戻す。
〇パソコンは起動しているがディスプレイに何も映らない
 ・他のディスプレイに交換してみる
 ・他のHDMIケーブルを交換してみる
〇インターネットエクスプローラーが強制終了する場合
 ・まずこれだけ試す→GPUレンダリングを無効にする ※インターネットオプションの詳細
 ・サードパーティ製ブラウザ拡張を無効にする→サードパーティー製セキュリティソフトが止まる可能性があり用途次第では無効にできません
 ・設定を初期値に戻す(IEの設定をリセットする)→クッキー・パスワードなど再入力が必要になる場合もあるので事前に要準備
 ・(最終手段)IEの再インストールを行う
〇Edgeが1分程度で落ちる場合
 ・何らかのWindows Updateが原因の模様。2023.02.13時点では完璧な解決方法無し
 ・Windows Updateを試す
 ・Edgeを更新する
 ・Edgeを修復する
 ・以上の方法がダメなら、諸々の設定が初期化されますが
  C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Edge\User Data\Default\
  の中身を削除すると起動できる場合があります。
  ブックマークが重要な場合は「Bookmarks」を先にコピーして、新たにブックマークを作り、作成されたBookmarksに上書きすれば以前のブックマークが戻ります。
〇メールのパスワード変更後、Outlookメール送受信時のポップアップで新パスワードを設定しても保存されない
 ・アカウント情報画面→アカウント設定のプルダウンの「パスワードを更新」で設定する
〇Excel・WordなどOfficeの漢字が文字化けしたような状態になる場合
  フォントがArialの場合はMS Pゴシックなどに変更してみる
〇Excelが印刷できない(Wordなど他のファイルは印刷できる場合もある)
  プリンタードライバーがOSと一致していない(Windows10・11でよく起きる問題)
〇Windows Updateをしたらデスクトップのショートカットがエラーで動かない場合
  デスクトップフォルダがOneDriveの下に移動し、ショートカットの作業フォルダが前のままのため起きるエラー
  ショートカットを再度作成する
〇AccessとExcelの連携で、データが途中で切れる
 xls形式は65,536行
 xlsx形式1,048,576行が上限です
 それ以上のデータが必要な場合はファイルを分割する必要があります
〇Access VBA
 ・CurrentProject.Connection.Executeでクエリを実行すると、次回Access起動時にプロセスが残って使用できなくなる
  →DoCmd.RunSQL(+DoCmd.SetWarnings False/True)で実行する場合もあるが、
   徐々に、どのクエリ実行方法でも同様にプロセスが残るようになっていく場合は
   Access再インストールが必要
〇業務システムからExcel出力ができない
  ’Microsoft.Office.Interop.Excel.ApplicationClass’ の COM オブジェクトをインターフェイス型 ‘Microsoft.Office.Interop.Excel._Application’ にキャストできません
根本原因はExcelバージョン違いが存在するためで、Windows Updateが原因で発生することもある
 解決方法
   1 Office再インストール(一度アンインストールして、再度インストール)
   2 1でも解決しない場合、Office の修復(アプリ一覧から「変更」で実行)
   ※すべて試しても解決しない場合は、OS初期化が必要かも
〇Access Database Engine 32bitをインストールしたいが、64bitがインストール済でエラーになる。しかし32bitのofficeしかインストールしていない
 64bitのOfficeがインストールされているかどうか確認
   PowerShellで
    Get-WmiObject Win32_Product | Where-Object { $_.Name -match “Office|Access|Database|Engine” } | Select Name, Version
 64bitが存在する場合は以下の手順でアンインストール
   Windows キー + R キー > 「installer」と入力して [OK]
    すると、エクスプローラーで「C:\Windows\Installer」フォルダーが開く
   上部の [名前] [更新日時] [種類] などの列を右クリック > [その他]
   一覧の中から [件名] にチェックをつけて [OK]
   [件名] 列が表示されるので、その欄が「office 16 click-to-run extensibility component 64-bit」となっている項目を探す
   該当項目が見つかったらそちらを右クリック > [アンインストール]
〇ODBC Driver TLS1.2対応をしたのにTLS1.2未満エラーが出る(Login failed due to client TLS version being less than minimal TLS version allowed by the server.)
  アプリケーション、.net frameworkも対応済、
 「KB3140245」「KB4474419」「KB4490628」も適用済であれば
  レジストリに以下の追加が必要
  
  キーを2つ追加
   HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\SecurityProviders\SCHANNEL\Protocols\TLS 1.2\Client
   HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\SecurityProviders\SCHANNEL\Protocols\TLS 1.2\Server
 Client・Server両方に以下を追加
   Enabled	DWORD	1
   DisabledByDefault	DWORD	0
※再起動しなくても反映する可能性あり
〇その他共通
 ・Windows Updateが原因で問題が起きることも多々あります
 過去の例
 印刷物が部分的に白くなって全体を印刷できない
 Access VBAが突然動かなくなった
 (旧バージョンで動作していたコンポーネントの廃止
 全角半角カタカナの内部自動変換の廃止など)
・ディスク容量が突然足りなくなった場合は、ウィルス対策ソフトなどの不具合の場合もあります。
 どのフォルダがディスク容量をどれくらい使っているかCドライブ直下からそれぞれ確認してみる