暗号資産イーサリアムをステーキングするための用語と周辺知識について。随時更新

できるだけ簡潔にまとめます。内容は随時更新します。
最終更新日 2023.02.12

【重要 2023.02.12】BloxStakingが北米およびユーロ決済圏以外からのログインを拒否するように仕様変更したようです。そのため日本からの接続はブロックされます。

・Ethereumでステーキングするといっても、必要な設備を用意して運用するソロ・ステーキングは困難ですので、現実的にはステーキング・アズ・ア・サービスを利用すると思います。

 各サービスプロバイダーの紹介など、詳細はイーサリアム公式サイトをご確認ください。
 各サービスプロバイダーがホームページで説明を載せていると思いますが、英語のみのところがほとんどです。
 しかし英語といっても簡潔に分かりやすく書いてあるので翻訳ソフトを使えばなんとか理解できると思います。

・AWS(Amazon Web Service)
 Amazonのクラウドサービスです。ステーキング・アズ・ア・サービスを利用する際に使用するかもしれません。弊社が採用しているサービスプロバイダーでは使用しています。

 プロバイダーによっては他のクラウドサービスにも対応していると思います。

・サービスプロバイダーのアカウント作成
 ARP(Annual Percentage Rate 年換算利回り)に若干違いがあるようですが、どれを選ぶかは好みの問題です。

・キージェネレーターでkeystoreとdepositのファイルを作成。
 32ETHで1単位ですが、ETHを沢山お持ちの方は必要数分、まとめて作成できます。その際にはdepositファイルのみ共通です。

・ウォレット
 出金するために必要です。メタマスクが有名です。
 現時点ではアメリカの判例によると、ウォレットとステーキングサービスの間の暗号資産移動は自己勘定の中の移動として扱われるので、報酬を受け取って増加していてもこの間の移動は税務申告の対象にならないようです。しかし日本では法改正や税務署ごとの考え方で判断が分かれる可能性もあるので心配な方は関係各所にご確認ください。
 取引所のアドレスで受け取ると間違いなく税務申告の対象です。

・<用語> validator
 ステーキングの出資の単位のようなものです。32THで1つvalidatorを作れます。

・サービスプロバイダーのソフトやWeb画面などからvalidatorを追加して、ウォレットから入金をして準備完了。
 1日程度待っていると稼働し始めます。

・2023年3月頃予定の上海アップデートが終わるまではステーキングを終了できません。

・<用語> MEV
 Maximal Extractable Value 最大抽出可能な価値

・ステーキングの報酬は何種類かあり、
 分かりやすく言うと、毎日ほんの少しコツコツもらえる分と、たまに多くもらえる分があります。

 最新の利回りの目安はイーサリアム公式サイトで確認できます。アドレスに送られる実行報酬も込みの利率だと思います。
 https://ethereum.org/ja/staking/

・PC再設定などの場合のリカバリー手順(BloxStakingの場合)
 1 BloxStakingをインストール
 2 直近で追加したValidatorのkeystoreとパスワード入力
 3 (ほかにValidatorがある場合、残りのkeystoreとパスワード入力)
 4 AWSのアクセスキーIDとシークレットアクセスKEY設定
 5 新しいBloxStakingのパスワード設定(変更前と同じでも今のところOKっぽい)
 6 受取アドレス再設定(メタマスクなどのウォレットアドレス)

・普通のパソコンに設定すると故障や盗難などが怖いと思いますので、クラウドのVMに設定するのが良いかもしれません。

・2023.02.09 BloxStakingを別のパソコンに再設定しようとしたら最後の処理のElastic IPがエラーで設定できなくなりました。
 BloxStaking側のAWSの設定が原因と思われますが、サポートに問い合わせても全く対応してくれなかったので
 アメリカのサーバーにVMを作成して無事設定できました。
 BloxStakingサポートから、北米およびユーロ決済圏以外からの接続はできないと回答がありました。
 上記以外の国の方で、既に設定している場合は上海アップデート後に速やかに解除したほうが良さそうです。